非自明な解があるには逆行列を持たない理由 と 逆行列と行列式
という式の非自明な解を持つには
Bが逆行列を持たない -> Bの行列式が0になる(detB = 0)
という条件になる.という話をしていく.
まず行列式を持たない理由から
逆行列を持たない理由
ここは(わかるとき),(とりあえず進みたい時)は逆行列を持たないんだって解釈して飛ばしてもいい.
さっそく説明に,
Bという行列とxというベクトルを考える.
という方程式があるときにもしに逆行列があるとこの方程式に左から逆行列を書けて
Eは単位行列
となってしまうので,逆行列を持つとするとx=0になるので
x≠0な非自明な解を得るにはBは逆行列を持ってはいけないのです.
けどここから書いているのは2次元だけの話だし,だいぶ大雑把なのであしからず.
行列式と逆行列の関係
まず逆行列を思い出してほしいのだけれども,
簡単な2次元の行列の逆行列は次のようにかける.
みたことあるでしょうか.
係数の分母に行列式がきているので0だと無限になってしまってダメなのです.
少し整理しよう.
行列式detB≠0のときはBは逆行列をもつ
行列式detB=0のときはBは逆行列をもてない.
となる.
なので
という式の非自明な解を持つには
Bが逆行列を持たない -> Bの行列式が0になる(detB = 0)
という条件になる.
となる.最後は大雑把だったので
Bが逆行列を持たない -> Bの行列式が0になる(detB = 0)
ということについて詳しく知りたいときは本に頼ってください.