Mac(Sierra,Elcapitan)でAnaconda 一歩進んだpython環境を作ろう
mac ユーザーは初めからpythonが一応使えます。
print("Hello World")
と hello.py ファイルでも作ってターミナルで python hello.py と打てば初めてのpython Hello Worldができます。
しかしせっかくなのでnumpyとか計算に使えるものも使っていきたい。
色々うまくいかなかったりもしましたが、とりあえず進めてみようでいけたからよかった。
環境は
macOS Sierra バージョン10.12.1
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
です。
大学の先生に勧められた jupyter を(旧 IPython ) を使っていきます。
今回はインストールから行っていきましょう。
ここを参考にしました。
インストール
Homebrewをインストール
Homebrew はMacのパッケージ管理ツールで他のソフトのインストールなどにも使えて便利です。
Homebrew — The missing package manager for macOS
Homebrewが入ってない人はターミナルで
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
をコピペして貼り付けてEnterを押しましょう。
pyenvのインストール
pythonのバージョン管理ツールです。Homebrewでインストールします。
brew install pyenv
次にPathの設定をします。
シェルの設定ファイル(.bash_profile)に以下の設定を加えます。
# 環境変数の設定 export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" eval "$(pyenv init -)"
具体的に言うと
ターミナルで
vim ~/.bash_profile
とすると黒い画面になると思うので、そこで
i
を押します。そうすると入力モードになるのでそこで上の設定をコピペしてください。
そうするとescキーを押して
:wq
でEnterでOKです。
Anacondaのインストール
Anacondaを使えばnumpyやらscipy,matplotlibが一気にインストールできます。
pyenv install -l
でpyenv でインストールできるリストが表示されます。
そこでAnacondaの最新版をインストールしましょう。
2016/12 現在ではanaconda3-4.1.1が最新版です。
Anacondaはデフォルトではpythonは3系です。
pyenv install anaconda3-4.1.1
でインストールしましょう。
インストールが終わったら
pyenv rehash
ターミナルを再起動して
pyenv versions
で出力が
* system
anaconda3-2.5.0 (set by /Users/yourname/.pyenv/version)
みたいな感じであればちゃんとインストールできています。
次に使用するpythonを設定していきます。
使用するPythonの設定
pyenv global anaconda3-4.1.1
現在のPythonのバージョン確認
pyenv version
(出力)
anaconda3-4.1.1 (set by /Users/yourname/.pyenv/version)
設定が終わればAnacondaをアップデートします。
conda update conda
これでPython3系のインストールは完了です。
上のリンクにあるようにwhich python
でpythonの参照元を見てもどうしても.pyenv/shims/python
になってしまうので不安でしたがそのまま進めても今の所問題が特になかったのでそのまま進めます。
もし原因や問題がわかる方いましたら教えてください。
ターミナルで
jupyter notebook
と打つとブラウザでjupyterが起動しますのでそこでpythonが使えます。
print("Hello World!")
とか打ってみたら使えるのがわかると思います。
python2系をインストール
conda create -n py27 python=2.7 anaconda
でインストールして
source ~/.pyenv/versions/anaconda3-2.1.0/bin/activate py27
と打てばpython2系の環境になります。
いけたぜ!
毎回上のように打つのは面倒なのでエイリアスを作っておきます
alias py2='source ~/.pyenv/versions/anaconda3-2.1.0/bin/activate py27' alias py3='source ~/.pyenv/versions/anaconda3-2.1.0/bin/deactivate'
エイリアスは~/.bashrc
に書いておくと良いそうです。